(2001年1月)

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1月31日(水)

イブイブ

ろう学校の母子教室に、しょうこと同じCHARGEのお子さんが通っています。しょうこより1つ年上のイブイブちゃんです。CHARGEの会の会員さんだし、イブイブちゃんのPTの先生が、うちのメーリングリストに参加して下さっていたりして、会ったことはないのに、ずっと前からの知り合いのような気がしていました。

そのイブイブちゃんと、今日、ご対面がかないました。ぴよぴよ先生がセッティングして下さって、母子教室の部屋でご対面!イブイブ母は、私も「負けた」と脱帽するくらい明るくって楽しい人でした。初対面なのに、人見知りとか、緊張とかいう感覚は彼女にはきっとないのだ。そんなイブイブ母に引っ張られる形で、あっという間に話に花が咲き、気がつけばぴよぴよ先生も幼稚部から顔を出して下さったM先生も蚊帳の外。「あっ、先生ごめんなさい」と言ってはみても、またすぐ母同士の会話だけが延々と続きました。

イブイブ母に抱っこされているのがイブイブちゃんイブイブちゃんのお兄ちゃんとお姉ちゃんも、寒中休みということで一緒に来ていました。2人とも、シャイで最初は遠慮がちに部屋の隅に座っていたりしたけれど、とっても素直なかわいい子供達でした。イブイブちゃんと一緒に遊んであげている時の、さりげない気使いは意識的にでなく、自然に身に付いたものでしょう。

メガネも似合うでしょ。しょうこは、すぐにイブイブ母になついてしまい、イブイブちゃんがやきもちを焼くようなシーンもありました。イブイブちゃんは、しょうこ同様に耳の三半規管が無いのですが、しっかり自分の足で歩いて、滑り台の階段もちゃんと登れます。動きがとても活発で、見ているこちらまで汗をかきそう(笑)。

ボールを2つ転がしてあげると、上手に2つともキャッチして、転がして返してくれます。その遊びが気に入ったようで、何度も何度も私と遊んでくれました。感激!しょうことイブイブちゃん、それぞれ性格の違いはしっかり表れていて、見ていて面白いくらいでした。

ぴよぴよ先生は、私達の盛り上がりぶりを見てか、「来月もこういう時間作りましょうか」と提案して下さり、またイブイブちゃんに会えることになりました。この春、ろう学校の幼稚部へ入るイブイブちゃん。ヨロシクね、先輩!

1月29日(月)

抱っこ

久しぶりのS学園でした。大雪の影響で、みんな登園が遅れがち。そういう私も、もしかしたら1番近くに住んでいるかも知れないのに、渋滞の時間を避けて出発したので30分も遅刻してしまいました。

今日は、先生方が頑張って下さって、降り積もった雪で山を作り、そり遊びをさせてくれました。私がしょうこを抱っこして滑ったのですが、しょうこは「そり」なんて初めて見るし、何をさせられるかもわからず、意地でもそりに体を触れてなるものかとばかり、足を全開脚。よくまあ、そんなに足が開くわね、ってくらいの大また開きでした。でも、今日はよく晴れていて、気持ちよかった!

朝、ふみくんを保育園に送るときは車で行ったのですが、雪のせいでただでさえ狭い道が、さらに狭まっていて怖かったので、お迎えは徒歩に決定。最初、無理かな、とは思いつつ、しょうこをベビーカーに乗せて出動してみたのですが、雪にタイヤを取られて進めず、駐車場からも出ないうちにあえなくリタイア。

仕方なく、抱っこ紐でしょうこを抱っこし、長靴をはいて行きました。途中で気持ちよくなってしまったのか、しょうこはぐっすり眠ってしまい、そうなると余計にずっしりと重くなり…。臨月の妊婦さんのような歩き方で歩いていると、腰と足の付け根が痛くなって、「おお、まさしくこれは臨月状態」と懐かしくもあり(笑)。でも、やっぱり車で行けば良かったぁ。

夜、チチの帰りが遅いとわかっていたので、子供達と3人で夕食を食べたあと、ふみくん対しょうこ&ママ混合チームで『あっち行けポイポイゲーム』をしました。新聞に入ってくるチラシを丸めていくつも球を作り、2チームに分かれて投げ合います。キッチンタイマーで2〜3分くらいにセットしておいて、タイマーがなった時点で、自分の陣地の球が多かった方が負け、というゲームです。単純なんだけど、これが興奮するんだなあ。お正月にS学園でやったゲームなんですが、我が家でも大ヒットです。ふみくんはもちろん、しょうこも、チラシを見つけると丸めて投げる身振りをして催促するのです。

夜遅く、日帰りの出張から戻ったしょうこチチ、朝は駅までの道のりを普段の倍の時間をかけて歩いたとか。しかも、帰りは家のすぐそばまで来て滑って転んだんですって。とっさに、周りに人がいないか確かめたそうです(笑)。福岡育ちのチチにとって、生まれて初めての大雪なんです。もちろん、大笑いしてやりました。

1月28日(日)

大  雪

積雪64cmの世界です一昨夜からしんしんと雪が降っていました。これは大雪だなあ、とわかってはいたのだけれど、まさかここまですごいとは!昨日は1日中、朝から晩までチチと交代で雪かきをしていました。かいても、かいても、どんどん降り積もり、やっとかき出した車がすぐにまた雪に埋もれてしまいます。

ふみくんは大喜びで、駐車場にできた雪の山に登ったり、転げ回ったり。とにかく、すごい雪!鉄道も高速道路も、そして空の便も全滅でした。今日になって新聞で見たら、松本の降雪量は、降りも降ったり64cm!百年ぶりの大雪だとか。

今日はすっきりと晴れて、雪かき日和(笑)。あっちでも、こっちでも雪かきをしている姿が見られました。除雪車が道路の端に寄せて行った雪を、近所の人がまた道路へ投げ返す。それを通る車が踏んでガタガタ道の出来上がりです。車に乗っているとき、前を行く車を見ていると、ヒョコヒョコと上下していておかしいくらいでた。

僕たち、なかよしさ〜ん!昨夜、子供達を先に寝かしつけ、チチとテレビを見たりしてから、さて寝ようとふすまを開けたら、ふみくんとしょうこがお互いにくっつくようにして寝ていました。あんまりかわいいので思わずパチリ。でも、私の寝場所がありませーん。

1月26日(金)

完全復活

昨日の日記を読んで、メールや掲示板への書き込み、あるいは直接電話を下さった方もいて、皆さんにとても励まされました。ネットをしてて良かったなあ、って思うのはこんな時。ご心配をおかけしました。そして、本当にありがとうございました。

昨日は、夕食の材料を買ったものの、とても作る気になれず、家族で焼肉を食べに行きました。そこで生ビールを2杯飲んで、美味しい焼肉とクッパを食べて、大満足。すっかり元気になってしまった単純な私なのでした。今日はもう、いつものしょうこママです。えへへ、簡単すぎてごめんなさい。

01.01.26_jumpsuit1.jpg (78792 バイト)今日は、ふみくんの保育園で人形劇の観劇がありました。お帰りの時間の直前ということで、保護者の方もどうぞ、とのこと。近頃またしても登園拒否が復活しているふみくんなので、私が行けば喜ぶだろうなあ、と思い、雪の中しょうこをベビーカーに乗せて行ってきました。しょうこは完全防備です。

会場の後ろに私の姿を見つけたふみくん、案の定とっても嬉しそうな笑顔を見せてくれました。

01.01.26_songcard.jpg (56970 バイト)そうそう、昨日の日記に書き忘れたのですが、ろう学校のぴよぴよ先生の提案で、しょうこの好きな手遊び歌を全部、簡単な絵カードにすることになりました。歌とカードが結びつけば、何の歌が歌いたい、とか、何の歌を歌ってるの?とか、そういった意思の疎通もできるようになるはず。昨日、4枚だけお借りしてきました。ぴよぴよ先生の力作です!

1月25日(木)

検査結果

S病院の耳鼻科で先日の頭部CT検査とABR検査の結果についてお話がありました。

頭部CTは呼吸状態が悪くて頭が動いてしまい、画像がぶれてしまったのですが、それでも判ったこともありました。両耳とも、三半規管(さんはんきかん)が欠損していました。内耳の平衡感覚等をつかさどる部分が全くないのです。聞こえに関わる蝸牛(かぎゅう)はかろうじて写っていましたが、この内耳奇形の状態からして、蝸牛もどの程度機能しているかわからないそうです。

また、三半規管は体のバランスを保つ役割があるわけですが、それが全く無いということは、目から見た情報と、手足の感覚だけによって、バランスをとらなくてはなりません。でも、しょうこの場合、目の機能にも問題があるので、余計に難しくなるようです。その結果、自分で立ったり歩いたりするようになったとしても、転びやすいなどの問題があるだろうとのことでした。しょうこが最近つかまり立ちや伝い歩きを始めていただけに、これはかなりショックでした。めまいなどの検査は、早くても3才以上とのことなので、いずれそれも調べてもらうことになりますが、今のところは何もすることはありません。

CHARGEの症状のひとつとして、内耳の奇形はとてもメジャーなものなのに、何故かしょうこに関しては内耳奇形のことを全く想定していなかった自分に腹が立ちます。どうして今まで調べてもらわなかったんだろう。早く判ったいたとしても、できることは何もないのだけれど、それにしたって、今頃こんなことが判るなんて。

ABR検査によると、左耳の聴力はゼロ。こちらは、蝸牛が機能していない可能性も考えられます。でも、右耳の聴力はなんと、50dB(デシベル)!今までで最高の聴力が出ました。反応は悪いけれど、確かに50dBで反応があるそうです。浸出性中耳炎の治療をすれば、もっと聴力が期待できるのですが、そのためのチュービングは先送りしました。

口蓋裂のオペ後の耳の状態を見てから決めることになったのです。それというのも、左耳が全く聞こえていないと判った以上、右耳は大切な唯一の耳ということになります。その耳にチュービングしたことが原因で化膿性の中耳炎などのマイナートラブルを起こして、万が一内耳にまで悪影響が及んだら、取り返しのつかないことになる。それがDr.のお考えでした。また、耳の奇形のせいもあって、チューブの設置自体も難しいそうです。

ものすごーく久しぶりに、病院のロビーで泣きました。こんなこと、いつ以来だろう。そのまま車を運転して帰るのが怖かったので、すぐお隣にある盲学校へ寄らせてもらいました。イクチャン先生に電話をしたら「おいでー!」と暖かく迎えてくれました。ばあば先生は午前中はお留守の予定だったのに、イクチャン先生が電話して下さって、すぐに駆けつけて下さいました。励まされ、美味しいケーキまで頂いてなんだか元気が出てきました。

午後はろう学校の予定だったので、盲学校からまっすぐろう学校へ。ぴよぴよ先生にも今日の検査結果のことをお話しました。

そうそう、今日は納品の遅れていた右耳の補聴器を受け取りました。とても音質が良くてびっくり!ボリュームもちょっと大きめに設定して、しょうこの音の世界が変わりました。

1月24日(水)

保護者会

昨日の夕方、ふみくんの保育園の保護者会長さんから電話がありました。「もしかして!」一瞬やばいと思ったのです。そしたら案の定、次期の保護者会の役員になってもらえないかという用件でした。昨年、5月から中途入園したので、これまで保護者会のお仕事とは全く縁がなかった私。クラスの役員もやったことがせありません。なので、次はもしかしたら声がかかるんじゃないか…という予感はあったのです。

でも、それと同時に、しょうこの事情を皆さん知っていて下さるから、もしかして遠慮してもらえるかもしれないという思いもあったのですが…。甘い、甘い(笑)。むしろ、保育園のほかのお母さん方は皆さん仕事を持っているので、私のように働いていない人間はかえって良い標的なのでした。

まあ、1回くらいは何かさせて頂いた方が良いと思って、「役員になるのは構わない」とお受けしたら、なんと、ふみくんが今度は年長さんなので、役員になるとしたら会長か副会長になりますって。ガーン!!

結局、しょうこのことがあるので、手術入院等で長期留守にすることもあるし、突然入院になったりすることもあるということを説明し、そういう時に会長の仕事を快く肩代わりしてくれる方を副会長に据えて頂くということで、会長の役をお受けすることになりました。ちゃんと役目を果たせるんでしょうか。我がことながら今から先が思いやられます。

今日は、MK病院でしょうこの気管支炎の状態をチェックしてもらいました。経過は良好で、吸入以外のお薬が必要なくなりました。鼻炎用の漢方薬がとてもピタリと合ったようで、先生も驚いていました。

ふみくんは、今日は保育園をお休みしました。ずる休みです。昨日、いつも朝食の後にウンチをしてから保育園に行くふみくんにしては珍しく、もよおさないまま登園しました。そしたら、園に着いた頃になってしたくなってしまったのですが、実はふみくん、保育園のトイレでウンチができないのです。「家のトイレでする」と泣き喚いているふみくんを先生に預けて私は帰ったのですが、結局昨日はウンチをしないまま、1日過ごしてしまいました。

そんなことがあって、今日は久々の登園拒否。ま、いいか。明日は頑張って行くんだよ。

1月23日(火)

ご対面

盲学校でした。今日は、先生方が大きな容器にお米をいっぱい入れて感覚遊びの用意をしていて下さいました。いろんな手触りを楽しんで、なれて欲しいと思う親心に反して、しょうこはこの手のものに対する警戒心がとても強いのです。今日のお米も、自分の手で触ることはどうしてもできませんでした。でも、スプーンですくったり、かき回したり、ままごとの延長のような遊び方ならできて、今のところはそれでOKかな。

それより、今日は盲学校で念願のご対面を果たしてきました。去年の文化祭の頃から、盲学校中学部のS先生が時々メールを下さるようになりました。短い文章に、その時々の季節の趣きなどが盛り込まれていたりして、縁側で一服するお茶のような、くつろぎを与えてくれる先生のメールを実は私も楽しみにしています。そのS先生と、ついにご対面が叶いました。

ばあば先生がグラウンドを通りがかったS先生に声をかけて呼んで下さったのですが、初めてお会いするS先生は、メールから受け取る印象そのままに、優しそうな落ち着いたお人柄のようにお見受けしました。

S先生が戻られてから、ふと鏡を見ると、しょうこと戯れるうちにいつの間にやら寝ぐせのように立っている髪…。あー、お化粧もしていなかった。どうして、気合を入れておしゃれしているような時には誰にも会わず、目一杯手抜きをしている時に限って、こんなご対面になってしまうのでしょう。(ばあば先生とイクチャン先生の「いつもそうじゃないの」という声が聞こえてきそう)

1月22日(月)

P  T

K病院でPT(理学療法)でした。ずっと体調が悪かったし、どうしようかな、と思ったけれど、前回もちょうどしょうこが夜中に吐いた日でキャンセルしたので、今日は行ってきました。

そう言えば、先週家を留守にしていた間に市の福祉課の方から留守番電話にメッセージが入っていました。以前、「市長への手紙」という用紙に、障害を持つ子供への紙オムツの支給制度を検討して欲しいという内容を書いて送ったものに対する返答でした。内容は、「様子を見させて欲しい」というものでした。「様子」って、なんの様子?要するにボツになったということです。

だからというわけではないのですが、今日署名用の用紙を作りました。S学園のお母さん方と一緒に、まずは署名を集めるところからスタートしたいと思います。とりあえず私が発起人という形で始めたことですが、うちの場合は転勤でよそへ行く可能性があり、途中で投げ出すことにもなりかねません。署名活動と並行して誰か、地元の人で代表をつとめてくれる方を探していきたいと思います。

1月21日(日)

今日ものんびり

あたし、女の子ですからね!しょうこの調子はかなり普通に戻ってきました。食欲だけはまだいつも通りとは言えないけれど、胸のゼコゼコと咳ははっきりとおさまってきました。ここまで来ればひと安心。今日は、昨日に引き続き家でのんびりです。冬物バーゲンで安く買った服、かわいいでしょ。(ちなみに、この写真は後ろに寄りかかって立ってます。自分でタッチしてるわけじゃないよー)でも、最近「ぼく」とか「お兄ちゃん」とか言われることの多いしょうこ。ふみくんのお下がりを着ている時は仕方ないとしても、この前なんて、しょうこが生まれた時にお祝いに頂いたかわいい女の子用の服を着ていても、よそのおばちゃんに「ぼく〜」って言われちゃったのは何故?(-"-;)

ちっちゃな「かまくら」作ったぜっ!昨日、夕方から夜にかけて降った雪をチチとふみくんで雪かき。でも、15,16日の大雪ほどではなく、あっという間に作業終了でした。しょうこもちょっとだけ外に出て、雪を眺めたりしました。

外の空気は冷たいけれどとってもすがすがしい。しょうこも気持ち良さそうにしていました。

今日、このHPのアクセスカウンターが40000人に達しました。こんなつたない、万年初心者の私が管理しているHPへ、たくさんの方が遊びにいらして下さって、いつも私達家族を応援して下さること、心から感謝しています。毎日を楽しく明るく過ごせているのも、こうして皆さんに支えて頂いていることがとても大きいです。これからも、しょうこと私達家族を一緒に見守ってやって下さいね。

40000を踏んでくれたのはかほママでした。かほちゃんは、しょうこが生まれてすぐからの大事なお友達、Mちゃんに似ているかわいい、そして強い女の子です。ぜひ、かほちゃんに会いに行ってみて下さい。

1月20日(土)

点  滴

昨日、昼寝から起きたしょうこが全然体を動かさないのでまた熱を測ったら39度まで上がっていました。そこで、早めにふみくんを保育園から早退させてMK病院へ。一応、入院道具一式をそろえて向かいました。

まず、ふみくんの溶連菌はきれいに治っており、尿検査の結果も異常なし。これで一件落着です。

しょうこの方は、とりあえず点滴を受けることになり、同時に採血をして血液検査をしてもらいました。結果、細菌感染を表す炎症反応(CRP)の数値も特に上がっていなかったので、点滴のみで帰宅を許されました。今年に入ってからずっと抗生剤を飲んでいるのだから、それでバイキンがついたら大変ですよね。CRPは上がってなくて当然だ、と思うのだけど。

それより、今回は点滴の針がなかなか血管に入らなくて大変でした。あっちの血管、こっちの血管と移動して針を刺されていたしょうこ。長いこと泣き通して、声が枯れてしまいました。あかちゃんの頃はそういうこともよくあったけれど、最近では一発で成功することが多かったので私も久しぶりにドキドキしてしまいました。

今日になって、しょうこは熱も下がり、食欲もやっと出てきました。同時に下痢が始まりましたが、これは薬のせいかな。今日は外出せずに家でのんびり過ごします。

1月19日(金)

不  調

なんとなーく、すっきりしないしょうこの体調。昨夜も、これは一体ちゃんと息が吸えているんだろうか、というような呼吸で寝ていました。死なずに寝ていられるのだから息はできているのだ。それは確かなんだけれど…。

今朝、起きてからずっと、な〜んかジッとしていたので熱を測ってみると38度。やっぱりね。でも、38度くらいでおとなしくなるようなしょうこじゃないんだけどなあ。どうも動くのがかったるいのかしんどいのか、とにかく動きません。でも、機嫌が悪いわけではないのです。

しかも、いつもは昼寝をするとしても午後。しないことだって多いのに、今日は午前中にウトウトしだして10時45分頃眠ってしまいました。疲れてるのかなあ。そんなしょうこを見ていると私の気分もすっきりしません。今日は、午後からろう学校だったんだけれど、こんな調子なのでお休みさせて頂くことにしました。その連絡のために電話をかけたら、納品が遅れていた右耳の補聴器ができているとのこと。残念だけど、来週受け取ることにします。

夕方、ふみくんが保育園を終えたら、MK病院へ行かなくてはなりません。そうです。溶連菌の尿検査と診察です。もうすっかり良くなっているふみくんなので、なんだか妙な感じですが、腎炎などを起こすのは回復後だそうなので、ここはきっちり検査をしてもらわないと。ついでにしょうこの様子も見てもらってきます。

1月18日(木)

ABR検査

一昨日に引き続き、今日もS病院の耳鼻科で検査でした。同じくトリクロールで眠らせて脳波を測定することで聴力を調べるABR検査(聴性脳幹反応検査)です。過去に何度もやっている検査なので、これは慣れたもの。

しょうこは2時半に眠り始め、検査はそれから約40分続きました。これには正直言ってびっくり。今まで、他の病院でのABRは20分程度で終わっていたから。あわてて売店で雑誌を買って、検査室の前で待っていました。すると、途中で先生が「お母さん、ちょっと来てください」と呼ぶので何事かと思ったら、またしても呼吸がうまく通らず、先生の方が心配されて、「このまま続けても大丈夫ですか?」と訊かれました。「いつものことなので」と説明して検査を続けてもらいましたが、大丈夫なのか、と訊きたいのはこっちの方じゃー!と心の中で…。

ABRが終わってもしょうこが熟睡していたので、ついでに鼓膜の働きを調べる検査もして、終了しました。検査の結果は25日の外来で教えて頂きます。

さて、薬が効いて昏々と眠るしょうこ。目覚めたのは6時半。なんと、4時間も眠り続けたのでした。夜、寝ないのでは、と危ぶんだのですが、10時過ぎには眠ってくれてひと安心でした。

ところで、松本の冬は寒いです!朝はマイナス10度以下。昨日まではオイルヒーターとエアコンとホットカーペットを駆使して寒さをしのいでいましたが、これだけ電気製品で暖房していると、電子レンジもトースターも使えない(ブレーカーが落ちてしまう)ので、今日あわてて石油ファンヒーターを買いに走りました。ほんと、寒いんだから!

1月16日(火)

頭部CT

午前中、盲学校の母子教室へ行き、午後はS病院で頭部CTの検査でした。昨日、あの大雪の中を無理にでも帰ってきたのも、今日この検査があるからだったのです。

2時35分からの検査のために1時には耳鼻科へ行き、1時30分に眠らせるための薬、トリクロールを飲ませました。20分後には眠ってしまったのですが、検査が始まったのは3時15分頃。それからやっと検査が始まったのだけれど…。

このところ呼吸の状態が良くないしょうこ。眠っている時は特に呼吸の通りが悪くなり、呼吸に合わせて頭も大きく上下に動いてしまいます。結局、撮影はしたものの、ちゃんとした画像は撮れなかったそうです。あー、がっかり。

1月15日(月)

大  雪

今日、新潟で口腔外科と言語治療室にかかるため、昨日松本から新潟へ移動しました。折悪しく、昨日からこの冬1番の寒波が来ていて、「なんじゃ、こりゃーっ!」というほどの大雪。高速道路も雪のため白一色で、どこが道路で、どこからが道路わきの積雪で、どこから空やら、何しろ白、白、白…。見えるのは前を行く車のテールランプだけ。時速30kmでトボトボと進む車の列。挙句に、新潟まであと60kmというところで、「雪のため通行止め」となり、高速から下ろされてしまいました。そこからは国道を時速10kmでトロトロトロ…。路面もテロテロに凍っていて、松本から新潟の実家に到着するまで普段は3時間程度のところを6時間半かかってしまいました。

今日は今日で、診察を終えて新潟を出発したのが午後2時。その時点で、日本海側の北陸自動車道経由で帰る高速道路が一部通行止めになっていたので、今日は関越自動車道で群馬経由で帰ることにしました。群馬県に抜けるまではずっと猛吹雪でしたが、なんとか走りぬけ、走りに走った413km!なんと7時間かかって、夜の9時にようやく我が家に到着しました。最後の2時間、しょうこは大泣きでした。昨日も最後の1時間は泣き通したしょうこ。でも、私は運転中なので泣かしておくしかないじゃないの!ふみくんが、しょうこの隣で歌を歌ったり、パンを食べさせようとしたり、あの手この手をつくしてくれましたが効き目なし。

我が家にたどり着いたときは3人ともボロ雑巾…と思いきや、車を降りた途端にしょうこはケロッとご機嫌になり、ふみくんもどうってことない顔をしていました。私だけがバリバリに凝った肩をもみほぐしながらくたびれ果てていました。年の差かしら…。

口腔外科では、手術の時期と方法についてのお話がありました。前回の受診では「一期法」というお話でしたが、今回は、「二期法」のメリットも捨てがたいということで、発達の度合いや麻酔科の先生のお考えなども考慮して検討会で決めて頂く事になりました。

1月13日(土)

三九郎

01.01.13_sankuro01.jpg (94102 バイト)今日は、『三九郎』という行事がありました。松本に昔から残る風習で、お正月の松飾りなどを地区ごとに子供達が集めて回り、集めたものを大きな円錐型に積み上げて燃やすものです。

私達の地区でも、近所の神社横の広場で三九郎が行われました。まず、昼間のうちに見に行ってみると、想像していたよりずっと高く積み上げられていてびっくり。何しろ、我が家にとっては初めての松本のお正月。見るもの聞くもの初めてのものばかりです。

夜、点火の時間を見計らって行ってみると、地区の人たちが手に手に繭玉(柳の枝に玉にしたお餅を刺したもの)を持って集まっていました。ろう学校で作った繭玉は、実はこの時のためのものだったのです。最後に、枝につけたお餅を三九郎の火で焼いて食べるようです。無病息災、厄落とし、そんな意味合いがあるのだとか。そんなこと、ちっとも知らない私達は手ぶらで行ってしまったけれど、「今回は勉強だ」とチチの一言。来年は、お友達と一緒にちゃんと繭玉を持って参加しようね。

01.01.13_sankuro05.jpg (70838 バイト)夜空の下、三九郎の火は赤々と燃え上がり、時々「パンッ!」と火のはぜる音も混じって、しょうこはチチに抱っこされて身をすくめていました。ふみくんはちょっと興奮気味。落ちていた注連縄を拾って振り回し、飛び跳ねていました。どうして夜の火というのは血が騒ぐんでしょうね。

思っていたよりずっと面白かった『三九郎』。スーパーで当たり前に繭玉用の柳の枝が売られているのも納得、でした。

1月12日(金)

あわや窒息

お昼を食べていた時のこと。コールスローサラダを口に入れたまま、しょうこが咳き込んでしまいました。その拍子に、コールスローを吸い込んでしまい、息ができなくなってしまったのです。もともと嚥下が得意ではなかったしょうこなので、たまにこういうことはあることなので、最初は特に慌てるでもなく、いつものように背中をバンバン、と叩いてやりました。ところが、全然取れる様子がなく、見る見るしょうこの唇から色が消え、顔に黒味が!しょうこも息ができずに苦しくて、両手で口や鼻のあたりをかきむしっています。

さすがに私も慌てて、とっさに救急車が頭に浮かびましたが、そんな悠長なことをしていたら間に合わない!立て膝をした上にしょうこをうつ伏せに置き、もう1度背中をバンバン!しばらくして「ゴボッ」とまるで嘔吐するような音がして、つかえていたものが口から出てきました。犯人は1cm×1.5cmくらいに切られたキャベツでした。こんなヒラヒラ1枚で窒息しそうになるなんて。あー、もう駄目かと思いました。

01.01.12_nebrizer.jpg (43619 バイト)これが昨日から久しぶりに登場した、我が家の吸入&吸引機です。病院では吸入を嫌がって大泣きしたしょうこですが、昨夜と今朝、自宅でやったら怖いものではないとわかったようで、ようやく泣かずにできるようになりました。

1月11日(木)

循環器科

半年に1回の循環器科の診察のためK病院へ行きました。胸部レントゲンと心電図をとってから診察室へ。「心臓の方はうまくいってますよ」とのことで、全く問題無しでした。それより、「上気道が狭くなってる音がするけど、これはどこかで診てもらってる?」と訊かれ、KM病院で薬をもらっているとお話しました。

そのお薬が今日の朝の分までで切れたので、午後はKM病院を受診しました。日中の咳は4日に行った時とほとんど変わりなく、夜寝ている時の咳き込みはむしろひどくなっています。しかも、睡眠中の呼吸は気道が狭くなって、「キュウウウウ、キュウウウウ」と苦しげな音を立てています。息を吸うたびに胸がペコンとへこむ陥没呼吸。

以前、入院中に同じようになった時にモニターの数字を見たら、この状態ではサチュレーション(血中酸素濃度)が80台、ひどい時は70台まで落ちていました(健康な状態では90台後半〜100)。それでも、日中は普段と変わらない元気さなのです。

というわけで、今日はとりあえず吸入をして様子を見ようということで、病院で薬を吸入したところ、しょうこは久しぶりの吸入をイヤがって大泣きしましたが、呼吸はちょっと楽そうになったので、家でも吸入をすることになりました。

今日処方されたお薬はインタール吸入液、アロテック吸入液、テオドール、ホクナリンテープ、そして風邪薬でした。

1月10日(水)

S学園、ろう学校

ふみくんは今日から無事に保育園に登園し、しょうこは午前中はS学園(通園施設)、午後はろう学校でした。

S学園では、新年最初の登園日とあって、お正月ゲーム大会。子供達を真ん中に座らせ(あるいは寝かせ)、お母さん方が2組に分かれて子供を奪い合うというゲームではギャンギャンと泣き出す子が続出。楽しかったのは親だけ?(笑)

ぴよぴよ先生と繭玉作りのあとは「いただきまーす」ろう学校では、お正月らしく柳の枝に餅を刺す「繭玉」を作りました。これは小正月の行事なのかな?スーパーでもこの時期、柳の枝を売っていてちょっと驚きました。こういう昔の風習が根強く残っている松本、いいですよね。

ふんばってるこのお顔がいいでしょしょうこは、ろう学校でもおしっこに成功しました。しかも、ろう学校には和式のトイレしかないので先生がオマルを持ってきてくださり、しょうこも事情が呑み込めたのか我慢しきれなくなったのか、オマルでの成功です。それでも家ではやっぱりトイレでないとしないんでしょうね、きっと。

1月9日(火)

盲学校

ふみくんは今日から保育園なのですが、お昼に呑まなくてはならないお薬が今日まであるので、保育園をお休みし、しょうこの盲学校へ一緒に行きました。

ばあばお手製のスコーン、美味しかったよ(=^_^=)2月期まで、盲学校は毎週水曜日だったのですが、ろう学校の集団指導が水曜日ということもあり、3学期からは火曜日にずらして下さったので、今日から行かせて頂きました。

お兄ちゃんが大好きなしょうこ、先生と遊んでいても、向こうでふみくんが何をしているのか気になる様子。そのうち、しょうこがここでも「いっお、いっお」(しっこ、しっこ)。最初、和式のトイレで試したけど駄目で、次に障害者用トイレへ連れて行ってみると、今度はちゃんと「シーッ」。ばあば先生の目の前でおしっこをしてみせたのでした。

01.01.09_mou_piano2.jpg (71551 バイト)ひとしきり遊んだ後、ばあば先生お手製のスコーンとお茶を頂き、お土産にりんごまで頂いて帰りました。ばあば先生、いくちゃん先生、今年もよろしくお願いします!

夕方、ふみくんの手の指先の皮がむけてきました。溶連菌感染症の回復期にそうなることがあるそうです。あまりにもマニュアル通りのふみくんの症状。わかりやすい!

1月8日(MON)

雪、雪、雪…

朝起きたら、駐車場の車が雪山のようになっていました。いえいえ、それは大袈裟。車の窓もちゃんと見えているし、タイヤも上半分は確認できる。20cmくらいの積雪ってところでしょうか。

今日は、松本だけでなく東京ですら雪が降っているそう。こんな、年に1回あるかないかの日に、よりによってチチは仙台出張なのです。明日、会議があるんですって。

「駅に行ってみて電車が遅れてるようなら…」と段取りを考えているチチに「駅に電話して訊いてみりゃいいじゃん」と言うと、「あっ、なんだ、そういう手があったか」ですって。

というわけで、最寄のJRの駅に電話してみたら、案の定ダイヤが乱れて電車が遅れているとのこと。しかも、どの電車がどの程度遅れているかは全然把握できていないとか。本来なら、長野駅まで電車で行って、そこから長野新幹線で埼玉県の大宮まで行き、そこで東北新幹線に乗り換えて仙台へ…というのがいつもの行き方なのですが、今日は在来線の遅れで新幹線に乗り遅れることも考えられるので、結局私が車で長野駅まで送ることになりました。(高速使って1時間弱かなあ)

そのためには、そうです。まず駐車場の雪かきをすることから始めなくては。ところが、我が家には雪かき用のスコップがない!チチは掃除用のチリトリで、私はとりあえず床用モップを駆使して、車の周りの雪をどかしました。そして、チチを長野まで送る途中でスコップを買い、長野から戻ってすぐにふみくんと一緒に雪かきをしました。雪かきなんて、何年ぶり〜。

しょうこは今日も「いっお、いっお」を連発。さすがに大変なのでふみくん時代のオマルを出したのですが、写真の通り、しょうこはオマルを椅子とでも思っているのか自分から座って歌を歌っています。オムツを外してオマルに座らせてもトイレの方角を指差して「いっお!いっお!」(しっこ、しっこ)です。はあ〜(-"-;)

ほっぺ〜♪  その枕はオマルのフタだってば!

1月7日(SUN)

トイレその2

新潟に帰省中、買い物に行ったジャ○コで正月早々行列のできているところがありました。何かと思ったら「築地銀だ○」とかいうタコヤキ屋さん。並ぶのが好きでないチチと私、「並んでまで食べたいタコヤキってどんなんだろねー」と話しながらその場を離れました。

その「築地銀○」が、松本の「iシテ○」の中にもあると、チチの会社の事務員さんからの情報を受け、今日行ってみました。なんでも、普通のタコヤキではなくて、揚げタコヤキなんだそうです。それなら、1回試してみるかー、と行ってビックリ!新潟以上の行列ができていたのでした。というわけで、勿論並んだりはせず、すごすごと帰ってきました。いいのだ、「築地銀だ○」が食べられなくたって、私達には「のまど」というとーーーーーーっても美味しいタコヤキ屋さんがあるのだ。「いろ○」というお団子屋さんの向かいだよ。わかる人はぜひ行ってみて下さいね。ホントに、美味しいんだから。

さてさて、今日は新春ビックリ第2弾!しょうこ、今日はトイレでウンチもしちゃいました!

でも、これには事情があります。しょうこは朝食と夕食の前に便秘のお薬(酸化マグネシウム)を飲んでいるので、朝食後、または夕食後わりとすぐにウンチが出るという習慣があります。今日も、夕食後しょうこが例によって「いっお、いっお(しっこ、しっこ)」と訴えた時、オムツを開けてみるとわずかにウンチがついていたのです。「これは出る!」と思ってトイレに座らせ、オシッコが出たあとに「しょうちゃん、うーーーーん!」と促してみたら、あとは自然の成り行き。たまたまタイミングが良かったのですね。でも、やっぱり嬉しい(⌒▽⌒)

1月6日(SAT)

ハイテンション

昨夜、しょうこは一旦はいつもの時間に寝たのですが、夜中の2時20分に起き出し、(その時間、珍しくチチと私は起きていて、TVを見ていた)それっきり再び寝る気配がなく結局朝の6時まで異常なハイテンションで騒ぎ続けました。チチも私もそれぞれ布団に入って寝たふりをしていたのですが、いや、正確に言うとチチは間もなくいびきをかいて本当に眠り込んでしまったのだけど、私は寝るに寝られず、朝までお付き合いする羽目に…。

しょうこはわざわざ私に背を向け、布団の上にお座りして、その姿勢から後ろ向きにドーンと倒れこんで遊んでいました。着地地点は私のお腹の上。「ぐえっ!」という私のうめきも、すでに夢の中のチチには届きません。

その後、しょうこは矛先をチチに向け、寝ているチチの顔面を何度もキック。思わず「ケケケケッ」と笑ってしまいました。あー、いい気味。でも、しょうこはまた私の方へ転がってきて、今度は私を乗り越えてふみくんを起こしに行こうとするのです。それだけは断固阻止しなくてはなりません。この上ふみくんまで起きてしまったら、もうどうにも収集がつかなくなります。何度か、しょうこを引き戻していると、次は歌を歌い始めました。Y(>_<、)Y

そうしているうちに、新聞屋さんのバイクの音がして、玄関にドサリ、と新聞の落ちる音。こうして長い長い夜は明けていったのでした。

ねむたーい、でも食べたーい。朝6時まで頑張ったところでやっと眠くなった様子のしょうこ。それから10時まで、2人で爆睡しました。

そして、今日の夕食中。しょうこは食べながら寝てしまいました。でも、眠気より食い気のほうが勝っていて、こんな風に寝ていながらも、手だけは「あむあむ」を催促して動いていたのでした。

1月5日(FRI)

まぐれじゃない!

昨日、偶然トイレでおしっこができたしょうこ、なんとその1回で、おしっこはトイレでするものと理解できたようです。というわけで、今日は「股パン、パン」の連発。ほっぺをグーでとんとん、と叩く真似をするのが、しょうこの「飲み物が欲しい」のサインなのですが、それをしてお茶を一口飲んでは股をパン、パンと叩きます。同時に「いっお、いっお(しっこ、しっこ)」と言ってるみたい。そこで、トイレに連れて行って座らせると、ちゃんと「ふんっ」とお腹に力を入れ、自分でおしっこを出そうとするのです。で、ほぼ100%、おしっこが出ます。出ると、「あーっ」と言ってトイレットペーパーに手を伸ばします。

ただし、5分から10分おきにトイレへ行きたがるので、出る量はタラタラーッ程度。どうやらトイレが楽しくてしょうがない様子。もう少し溜めてからしてよ〜、と叫びたいのをこらえつつ、その都度タイツとオムツを脱がせ、しょうこを抱いてトイレへ行ったり来たりしています。

そう言えば、兄のふみくんも2歳を過ぎたある日突然「ふみ、お兄ちゃんパンツはく」と宣言して、それっきり昼ばかりか夜のおもらしも卒業してしまったという簡単な子でした。1人目のときトイレトレーニングとは無縁で楽をした分、しょうこでは苦労させられそうだ、と思っていたのだけれど…。

嬉しいのを通り越して目が点状態のママです。

1月4日(THU)

トイレでチー

今日からしょうこチチは通常通りお仕事へ。ふみくんは8日まで冬休みなので、私と子供達はまだまだのんびりした朝です。

午前中にふみくんとしょうこをKM病院へ連れて行きました。ふみくんは勿論、溶連菌の抗生剤を頂くため。既に2日分飲んでいるので、あと8日飲み続けて、その後19日に尿検査と診察を受けることになりました。溶連菌にかかったのは初めてだというと、説明用のビデオを見せてくれました。いつもしょうこの診察をして下さるSDr.(今日もSDr.でした)が主演していて、申し訳ないけど笑っちゃいました。

しょうこの方は、昨日から咳をしていることもあって念のため、というつもりで受診したのですが、「んー、ちょっとゼイゼイ言い始めてるなあ」(^◇^ ;)ほぇ〜!ということで、気管支拡張剤のテオドール、同じく拡張剤で胸に貼るテープ、風邪薬、溶連菌予防の抗生剤と、ふみくんよりずっといっぱい、どっさりとお薬が出てしまいました。

帰宅して、外出するでもなく家でのんびり…というわけにもいかず、帰省中の洗濯物を洗ったり、掃除をしたり、アレコレアレコレと過ごしたのですが、ふと見ると、しょうこがパン、パンと自分の股を叩いています。この頃、オシッコが出るとこうやって教えることがあるので、「チー出たの?」とオムツを開けてみたら、オシッコはしていない。そこで、「じゃあ、トイレ行こうか」と連れて行き、便座に座らせてみました。すると、わずかですがチーッとオシッコが出たのです!もう、ほめちぎりました。チューの嵐です。偶然でしょうが、この偶然が大事なのですよね。これがきっかけで、トイレは用を足すところだと理解できればそれで十分。

ふみくんに、「ふみの時もこれくらいチューしたんだけど、覚えてる?」と訊くと、「そんなことは忘れました」と冷たく言い放たれてしまいました。がっくり。

01.01.04_spoon02.jpg (57029 バイト)さらに、夕食のとき、しょうこが突然スプーンを持って、お皿の上のもの(実はこれ、小さく切った野沢菜)をすくおうと頑張っていました。今まで、スプーンを持つことはあっても、それで料理をすくうという仕草はしたことがありませんでした。またまた一歩前進!

これにはちょっと心当たりがあります。実家にいた間、お雑煮やのっぺい汁などの料理は鍋ごとテーブルに置いて、そこからおたまですくって盛り付けていました。それを見ていたしょうこ、おたまに手を伸ばして、いつまでも料理をかき回していたのです。「やっぱり女の子だねえ」なんて、男性の料理人さんが聞いたら怒りそうなことをおばあちゃんが言っていました。

新年早々、こんなに喜ばせてくれたしょうこ、後半息切れしないでね。

1月3日(WED)

Uターン

お昼頃、新潟を発ち、松本へ向かいました。実は、今日は朝からボサボサと雪が降って積もっています。福岡県人のしょうこチチにとっては初めての雪道運転。となりに乗っている私の方が緊張しました。ふみくんは、もうすっかり熱はおさまり、元気いっぱい。長距離のドライブに不安はありません。

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01.01.03_highway04.jpg (30579 バイト)高速道路も、除雪してあるとは言え、どんどん降ってくる雪、そして横から吹き付ける強風。新潟県内を走っている間はものすごい悪天候でした。ところが、長野県に入っていくつかトンネルを抜けると、ごらんの通りの青空が。こんなに天気が違うのです。私達は退屈防止に、車の中で撮影会。しょうこは、チャイルドシートの上で両手を振り振り、歌を歌い続けていました。チチは、雪がなくなると別人のように元気になり、快調に飛ばします。Uターンラッシュというほどの混雑もなく、午後4時半頃には松本の我が家に到着しました。

手を叩きましょ〜♪ 連休中はヒゲを剃りません。見苦しくってごめんね。 助手席のママとその後ろのふみくんです。

1月2日(TUE)

新世紀

明けましておめでとうございます。2001年、21世紀の幕開けです。子供の頃、21世紀というと私は36歳になるのか、と考えるとずっとずっと先のことのような、そして36歳なんていったら、もうその先はつまんない人生しか残っていないような、そんな気がしたものです。だ・け・ど、実際にこの年を迎えてみて、今までの人生の中で1番充実していて、1番楽しい時を過ごしている、そう感じます。こう感じることができるのは、子供達、夫、やかましくてうざったいけど、帰らずにおれない実家の面々。そしてもちろん、病院や学校、通園施設、また、インターネットを通じて知り合えた多くの人達に囲まれているからこそだと思います。過ぎ去った20世紀がもたらしてくれた素晴らしい出会いに感謝しつつ、新世紀もこれまで以上に楽しく頑張るぞ〜!と思っています。

さて、我が家の年越しはふみくんの発熱で始まりました。30日には新潟の実家へ戻るはずが、ふみくんが39.2度の発熱で、1日延期しました。31日の朝には、熱も37度台まで下がっていたし、本人も「新潟行く!」と張り切っていたので、家族4人で新潟へ。

01.01.03_minna_hp.jpg (72954 バイト)実家では、神奈川から帰省した弟の一家も顔をそろえていました。でも、夜にはふみくんの熱が゜再び39.2度まで上がりました。案外元気なので、解熱剤は使わず、また、症状も風邪とはちょっと違う感じだったので、風邪薬も飲まずに様子を見ていました。どうも、熱が上がったり下がったりして、熱の後にはお腹や足にけし粒くらいの小さな発疹が広がるのです。おじいちゃんが言うには、「猩紅熱(しょうこうねつ)」じゃないのか、とのこと。とりあえず、もう少し様子を見ることにして、ふみくんは外出禁止。チチと私が買い物に行く時も、しょうこと一緒に家でお留守番でした。

大晦日の夜。いよいよ21世紀に突入したその時、港に停泊中の船が一斉に汽笛を鳴らし、同時に花火が打ち上げられました。パジャマのまま家の前に飛び出して見ていると、花火の音に驚いたのか白鳥の一群が「クエーッ」と鳴きながら頭上を飛んで行きました。

元旦。やはり楽しみはお雑煮。新潟のお雑煮は鮭、イクラ、大根、人参、こんにゃく、かまぼこ、ごぼう、青菜…etc.具沢山の料理です。汁はしょうゆ味。地域によっていろんなお雑煮がありますよね。この日も、ふみくん、38度5分まで熱が上がりました。

2日。もしも今日、38度以上に上がったら、休日診療のメディカルセンターへ連れて行こう。そう決めていました。日中は平熱で、もうすっかり良さそうだったふみくん、夜になって38度に。もう迷わず車に乗り込み、センターへ向かいました。

行ってよかった。診断は「溶連菌感染症」でした。ありふれた菌で、子供がよくかかる病気のようです。10日ほど、きちんと抗生剤を飲めば大丈夫。ただ、後に腎炎などを引き起こすことがあるので、薬の服用が終わって1週間ほどしたら、尿検査を受けなくてはならないそうです。いずれにしても、メディカルセンターでは2日分しかお薬を出せないということで、松本へ帰ってからまた小児科を受診することにしました。

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